取材・撮影裏話
2010年(昨年)へ→  2011年(今年)へ→ 、秋、冬(2011〜2012)

写真・文章 久保田
■企画・編集室から(2011年 秋)


●今年も発見! ムラサキツバメの集団
 11月25日、午前中、多摩市街近くの公園を歩きました。昨年、ムラサキツバメの集団を発見した場所です。今年は台風で日溜りを形成していた大きな樹が数本倒れて環境が変わり、草地には倒木の枝が置かれています。以前はここにムラサキツバメが降りてきたのですが…今日は見つかりません。まず、昨年ムラサキツバメの集団が見られた柿の葉を双眼鏡で丹念に調べますが駄目。と、柿の木のさらに上、ホオノキの葉に怪しい影が…いました! ムラサキツバメが10頭ほどかたまっています。ムラサキツバメは集団で成虫越冬することが多いとされますが、この時期、この場所では集まるのはまもなく落葉する葉を好み、雨風を避けるより、暖かい好条件が優先されているようにも見えます。今後、本格的に越冬できる場所に移動するのか? まだ越冬態ではないのかも。今後、観察例が増えれば、もう少しはっきりするのですが。
※11月30日、ムラサキツバメの集団を再確認に行きました。しかし、蝶が集まっていた葉が落葉したのか? ありません。周囲に分散…? と探しましたが見つかりません。時々飛ぶ蝶を見ていると、集団は背後のシラカシの葉が密集した中のようです。この場所なら越冬に最適! と思えます。

ホオノキの葉に集まったムラサキツバメ

ムラサキツバメの集団はなかなか見つけにくい

ムラサキツバメ♀
(同じ公園・11月5日)

ムラサキツバメ♂(同じ場所・昨年12月6日)


●市街地でアキノハハコグサ発見か?!
 ハハコグサは春の七草にひとつで、4〜6月頃に咲いています。秋になると近縁でよく似たアキノハハコグサが咲きますが、環境省の絶滅危惧U類(VU)に指定されるほど減少しました。ところがこの時期に山野を歩いているとハハコグサらしい花に出会うことがあります。アキ…? とよく観察するとハハコグサです。ハハコグサは秋にも咲くことがあるのです。これは秋スミレのような狂い咲きではありません。両種の基本的な区別点は、1、茎が上部で分枝するのがアキノハハコグサ。2、茎葉が線形で先端が鋭く尖るのがアキノハハコグサ、ハハコグサは幅もあり、先端は鋭くは尖りません。注意すべきはこの時期のハハコグサの上部の葉は線形で花柄も長く見えるものがあり、誤解するケースです。私も最初に発見した時は十分調べず、アキノハハコグサと思い込み間違いました。
※アキノハハコグサは上記の条件の他に、ハハコグサより葉の数が多く、下部の葉が枯れることも重要です。今回、この確認を怠りました。多数の写真と照合した結果ハハコグサと思います。
※参照 「散歩で出会う花・ポケット図鑑」(新潮文庫)22ページなど

乾燥した裸地を好むアキノハハコグサ?×

秋に咲くハハコグサ


●多摩川中流域・猛禽シーズン開幕!(パート2)
 11月9日、午前中、四谷橋周辺を歩きました。橋の少し下流にヒドリガモの小さな群れを発見、その中に1羽アメリカヒドリとの雑種と思われるものがいました。ここ数年、この場所で見かけます。同じ個体かは分かりません。岸辺にはタヌキのため糞がありました。夜な夜な集まっているようです。上空にはオオタカとハヤブサが飛んでいました。ノスリなどもいると思います。
【アクセス】京王線・百草園駅下車、多摩川の支流・浅川土手まで7分ほど。下流に見えるのが四谷橋で、川にあるコンクリートブロックを渡る(川が少しでも増水すると渡れず、上流の橋まで迂回)と多摩川と挟まれた中州状の川辺林があります。
※浅川合流点付近の川辺林周辺にはトイレがありません。長時間観察される方は簡易トイレなどを持参してください。
※参照 「日本の野鳥・生きもの出会い図鑑」(学研教育出版)146ページなど

左がアメリカヒドリとの雑種、右がヒドリガモ

タヌキのため糞

オオタカは川辺林で出会う

四谷橋はハヤブサの縄張り


●多摩川中流域・猛禽シーズン開幕!(パート1
 10月28日、多摩川に架かる四谷橋付近から浅川合流点方面を双眼鏡で探ると、高い枝先にミサゴ、木の枝の中程にノスリが見えました。そろそろ川辺林周辺を探すと、ハイタカも見つかるかも知れません。翌日、大栗川合流点に行くとオオタカの成鳥が飛んでいました。夏頃は幼鳥を見る確率の方が高かったのですが、本格的に成鳥が狩場として移動してきたようです。ノスリもいくつかいるようで、崖側のカラス達が騒ぐ方向にモビングされている姿も見えます。多摩川・猛禽観察のシーズンが開幕しました。この場所の常連はオオタカ、チョウゲンボウ、ハイタカ、ノスリ、ハヤブサ、トビ、ミサゴですが、今年は4月にオオノスリらしき個体を見つけ、撮影も成功しましたし、以前、巨大なオオワシも通過、これに気づいたオオタカがスクランブル発進したこともあります。また、ツミはこの付近の公園の林でも繁殖、通常は秋に南方に飛び去るのですが、越冬個体が見つかったのもこの近くです。
【アクセス】京王線・聖蹟桜ヶ丘駅下車、多摩川土手まで5分、上流にむかうと四谷橋、浅川合流点、下流なら関戸橋、大栗川合流点です。いずれもゆっくり歩いても20分ぐらいです。
※トイレは上流側・一ノ宮公園河川敷、下流側・交通公園建物内、野球場の駐車場横にあります。

モビングされるノスリ・大栗川合流点10月29日

オオタカ成鳥大栗川合流点10月29日

ミサゴ・浅川合流点10月28日

ハヤブサ成鳥・四谷橋10月30日


●秋の低山地を歩く
 相模湖周辺は石老山、ギフチョウで有名な石砂山など500m前後の低山が重なるように続きます。広葉樹の林も多く、私の地元の多摩丘陵では珍しくなった花もかなり残っています。この時期、目につくのはキク科でリュウノウギクや黄色いアワコガネギク、可憐なシオンなどの仲間です。稜線近くの明るい林床には大きなオヤマボクチがありました。この花は多摩丘陵では珍しく、黒川地区でしか見つかりません。今回の撮影目的は数年前に見つけたセンブリです。途中、道沿いのセンブリが消えており、不安でしたが目的の群落は無事で、以前より広がっていました。しかし、出会いはそこだけでした。周囲を探しましたが見つかりません。登山道沿いのリュウノウギクも激減、大きな原因は草刈りでしょう。しかし、それだけだけではなく、所々に盗掘された穴もありました。
 この時期、この地域では広葉樹の目立つ山を歩くと、下の写真の花と出会う確率は高いです。里周辺だけではなく、稜線まで歩くことをお勧めします。すぐ近くの高尾山とはまた違った雰囲気で、地図持参の気ままな花ハイキングも楽しいと思います。
【アクセス】JR中央線、相模湖、藤野などの駅から適当に山を目指す。車の場合、石砂山周辺、陣場相模湖自然公園周辺など。

とにかく数が減ったセンブリ

キク属では珍しく山に多いリュウノウギク

茎は倒伏することが多いリンドウ

オヤマボクチは葉ではなく花に棘がある


●アカボシゴマダラ、幼虫の季節型??
 蝶には季節によって翅の紋や色などが変わるものがかなりいます。しかし、幼虫の季節型はあまり知られません。下は外来種アカボシゴマダラの終令幼虫です。新芽の出始めの春は縞紋様が目立ち、秋は模様は目立ちません。このことは以前より気づいてはいましたが、あまり気にしていませんでした。この蝶は眼の色、春に出る2タイプ、…など、謎がたくさんあります。この時期、多摩丘陵周辺でもアカボシゴマダラの幼虫がたくさん見つかります。どなたかこの疑問を確かめてみませんか。
※この辺りのアカボシゴマダラは関東周辺を中心に爆発的に増えている外来種で、奄美諸島に分布するものとは別亜種。大陸から人為的に持ち込まれたと考えられています。


京王線・聖蹟桜ヶ丘駅付近・秋

多摩川・京王線架橋下・春


●またしてもクマタカを高尾山周辺で観察
 1ヶ月ほど前の8月28日、クマタカを裏高尾の小仏川上流付近で観察しました。そして10月9日10時30分頃、前回見た場所より少し小仏峠よりで、再度、滑空しているクマタカを見つけました。今度は1羽です。しばらく稜線上空にいて、高尾山山頂方面に消えました。この付近で上空を見上げたのは前回以来なので、連続して観察できたことになります。クマタカは留鳥で通常は縄張りもはっきりしているので、小仏方面を歩く方は注意していると見つかるかもしれません。
※前回はトビが滑空しているさらに上にいましたが、今回はトビは少し下流の高尾山側で複数が滑空しおり、滑空域は重なってはいません。

翼の前縁・翼角の外側のラインに特徴クマタカ

翼の幅が広いのが特徴・クマタカ成鳥


●秋の雑木林を歩く
 10月7日、府中市の浅間山公園を歩きました。ここは住宅地に囲まれた小さな丘で、コナラなどの雑木林です。多摩丘陵の林に比べると、下草刈りなどがかなり前から行われています。そのためか、ササや茎が高い草などが繁茂すると激減するキンラン、ギンラン、イチヤクソウ、有名なムサシノキスゲ、そして秋にはオケラやセンボンヤリも見られます。特にセンボンヤリは多摩丘陵では少なく、あまり見かけない種類です。
 この時期、林には渡りの途中の野鳥もいて、今日はエゾビタキ、キビタキ♀などを見ました。蝶ではクロコノマチョウやルリタテハ、ムラサキツバメなど成虫で越冬する種類を確認できました。クロコノマチョウは翅が枯れ葉のようで目立たず、目の前にとまっていても気づかないこともあります。熟した柿やコナラなどの樹液を探すのがポイントとなります。
【アクセス】JR中央線「武蔵小金井」から京王バス 東府中行き 「浅間山公園」下車すぐ 。京王線「東府中」から京王バス 武蔵小金井行き 「浅間山公園」下車。駐車場はありません。
※センボンヤリは別名ムラサキタンポポと呼ばれ、春に花を咲かせます(神奈川県・石砂山・ギフチョウ情報 1)。秋になるとまた花茎はのびますが花は開かず閉鎖花となり、その姿が多数の槍が出ているように見えることから名づけられたと思います。ムラサキツバメは公園内に目立った食樹マテバシイがないので、周辺の民家の庭などから飛んできたのかもしれません。

木の根にとまったルリタテハ

テリトリーをはるムラサキツバメ♂

秋は閉鎖化で槍のようなセンボンヤリ

オケラは点々と見られます


●野鳥観察の手引きとなる本・生きのも出会い図鑑【日本の野鳥】ができました!
 野鳥観察のポイントを季節別に、環境、よく似た種類との区別点、仕草などを紹介しました。図鑑だけでは分かりにくかった鳥の探し方を中心に、解説には写真、絵、地図なども加えて構成しています。全国の書店で10月11日頃から発売になります。
久保田修著 発行所・滑w研教育出版
※初版・本文訂正部分→p46のコシアカツバメの分布図・北海道の色アミ部分は、白い部分と入れ替え。コシアカツバメは基本的に東北の中南部以南に飛来する夏鳥ですが、最近は北海道東南部からの観察記録が増えてきた種類です。

表紙、裏表紙・新書サイズ・
定価1000円

本文は176ページ


●多摩丘陵で珍しい蝶を発見!
 10月1日、多摩丘陵・小山田緑地に行きました。と、見慣れぬヒョウモンチョウの仲間が翅を広げています。この付近のヒョウモンチョウの仲間は4種、20年前は迷蝶とされていたが最近は定着、普通種になったツマグロヒョウモン、数は減ったがこの時期なら見かけるメスグロヒョウモンやミドリヒョウモン、少ないがまだいるクモガタヒョウモンです。しかし、この蝶は違う! どうやら本来は深山の草原にいるオオウラギンスジヒョウモンです。この時期、この付近でも毎年ではありませんが、稀に見られることがある蝶です。注意すべきは野外では特徴のある部分がよく見えなかったり、透過光の加減で翅の色などが分かりにくく誤認かもしれません。さらに慎重に観察、後翅の外縁付近の黒斑列が十字架状!! 決定的な決め手になる後翅裏も確認できました。思わぬ発見となりました。
※このオオウラギンスジヒョウモンは秋に山から降りてくる「里降り個体」ではないかと思われます。西丹沢や奥多摩付近では比較的安定した個体数を観察できます。
※写真はいずれも10月1日撮影。オオウラギンスジヒョウモン・アサザ池、メスグロヒョウモン・運動場広場、ミドリヒョウモン・小山田の池方面、竜沢付近。

翅外縁に特徴、オオウラギンスジヒョウモン♀

左の個体と同じオオウラギンスジヒョウモン

メスグロヒョウモン♀

ミドリヒョウモン


●多摩丘陵でも夏鳥、旅鳥の通過が始まっています!
 9月25日、都立桜ヶ丘公園の記念館周辺を歩きました。この付近は高台で、小鳥達の好物の実をつけるミズキの仲間やカエデも多い場所です。この時期、渡りの途中のヒタキなどの仲間を探します。ミズキの樹冠にはヤマガラ、エナガなどの留鳥が見えます。その中に周辺の樹にとまり、用心深く実まで飛んで、時々独特のホバリングも見せる夏鳥コサメビタキを発見しました。周囲を観察するとさらに旅鳥エゾビタキもいました。この鳥は夏に東シベリアなどで繁殖、冬は赤道に近いニューギニア島周辺に移動します。この地でも春と秋に見られますが、なぜかこの時期が一番多いと思います。この他によく似たサメビタキもいますが、今日は見つかりませんでした。
【アクセス】京王線・聖蹟桜ヶ丘駅下車。バスセンターから永山行きで、記念館前下車。信号を渡り公園へ。駐車場付近〜記念館周辺がポイント。
※ヒタキの仲間などが好むミズキの仲間は、ミズキは葉が互生、よく似たクマノミズキは葉は対生で見分けます。
※9月29日前後は上記の場所からヒタキの姿か消えました。抜けたと思います。次の飛来が楽しみですが、確実な日時は分かりません。10月中旬になってしまうと、今度は冬鳥が目立つようになります。


エゾビタキ

コサメビタキ(翌日同じ場所で再撮影)


●裏高尾、初秋の花
 9月19日、裏高尾の日影沢から小仏城山山頂、紅葉台周辺を歩きました。この時期はアズマヤマアザミなどは咲きはじめで、シソ科などの地味な花が多いです。それでもよく見ると独特の雰囲気があります。特にセキヤノアキチョウジは全国的には関東、中部地方でしか見られない花です。関西地方にはよく似た花のアキチョウジがありますが、花柄は短く雰囲気も違います。シモバシラは初冬、枯れた茎に根から供給される水分で白幕のようなシモバシラが生じることから名づけられました。高尾ではよく見かけますが、この付近が分布の東限で、おそらく秩父などにはないと思います。
【アクセス】京王電鉄、JR中央線、高尾駅下車。駅前から小仏行きバスで日影下車、少し上流にかかる橋を渡ると日影沢。林道を登りきると小仏城山山頂。
※日影沢キャンプ場の管理をされている大作さんが、大形動物の写真展を開きます。
「愛しき動物たち」ギャラリーカフェ サクラ 10月15日〜28日 AM8:00〜PM7:00 042-666-0905 


ジャコウソウは点々とある

可憐なセキヤノアキチョウジ

稜線付近の林床に多いシモバシラ

ツリガネニンジンの白花品種


●南から来て関東にも定着した蝶
 今から20年ほど前までは、暖地性であるムラサキツバメは、本州は紀伊半島海岸線以西、四国、九州に分布していました。しかし、この20年間で分布域を広げ、関東の内陸を含む地域が北限となりました。原因は温暖化と、公園などに本来はなかった食樹のマテバシイが多数植えられたためと考えられています。関東平野の西、多摩市でも見られるようになり、この時期はマテバシイの新芽に幼虫がいます。目印は食痕とアリで、アリは幼虫から出る甘い蜜をなめさせてもらい、外敵からの攻撃を防ぐ共生関係にあります。
 同じように南から分布域を広げたのがクロコノマチョウ。この時期、毎年同じ雑木林の一角で出会うし、春、夏にもいたので確実に定着しています。こちらはイネ科のかなり広い範囲が食草となるので、冬季の寒さが北限の決定要因と思われます。なお、南限は屋久島付近でしたが、最近は沖縄本島にも定着していると考えられています。
※クロコノマチョウはこの時期に裏高尾でも観察されていますが、越冬について確実な情報はないようです奥多摩でも春の記録はないようで、越冬は無理なようです。この付近(西東京)では多摩丘陵が北限と思います。

ムラサキツバメ♀(昨年11月)

クロコノマチョウ

食痕があるマテバシイ、新芽

アリに守られるムラサキツバメ幼虫


●夜の公園でクツワムシを探しました!
 9月10日桜ヶ丘公園「夜の鳴く虫観察会」に参加しました。講師の先生と30人ほどで夜の雑木林を歩きます。実にたくさんの虫が鳴いています。その中で、「ガシャガシャガシャガシャ…」と故障した自動車のファンベルトがきしむ様な大きな音で鳴いているのがクツワムシでした。一般にクツワムシ探しは漢方薬・葛根湯でも有名なクズがポイントとされます。しかし、ここではほとんどクズがないので当てはまらず、林縁のいろいろな草の中にいました。
※桜ヶ丘公園に限らず、都立の自然公園は四季を通じて、自然に親しむイベントがあります。
※桜ヶ丘公園など都立の自然公園の昆虫や植物は採集が禁止されています。特にクツワムシは絶滅が危惧される種類で、見かけてもそっとしておいてください。


クツワムシ
褐色型

クツワムシ・緑色型
 観察会の後、早朝に同じ公園に行きました。外灯の近くに、ウマオイとサトクダマキモドキを発見。頭部から胸部の紋様、前脚のとげ、先端の色などで区別します。しかし、ウマオイは2種いて、鳴き声は違うものの、外見では区別がつきません。雑木林の近くなのでハヤシノウマオイではないかと思います。

かなり大形種、サトクダマキモドキ

ウマオイの脚はとげがあり、先端は黒い


●タマゴタケの仲間のよく似た種類?!
 多摩丘陵ではタマゴタケが見られるのは7月中旬と9月上旬が多いように思えます。9月6日、小山田緑地公園を歩きましたが、点々とタマゴタケが見られ、同じ尾根の少し離れた場所によく似た黄色いタイプのタマゴタケがありました。このような色はタマゴタケモドキかキタマゴタケです。区別は傘に溝線がなく、裏のひだが白いのがタマゴタケモドキ、傘に溝線があり、裏のひだが黄色いのがキタマゴタケですが?…。
 以前はキタマゴタケはタマゴタケの別亜種扱いでしたが、最近の研究でタマゴタケとは別種とされています。
※タマゴタケは食されますが、この仲間は毒キノコがほとんどで、タマゴタケモドキは中毒死の例もあるほど強力で同じ仲間のベニテングタケをしのぐかも知れません。キタマゴタケは一応食べれることにはなっていますが、慎重に対処すべきと思います。

卵状の袋を破って生長する・タマゴタケ

柄の表面がささくれているキタマゴタケ幼菌

タマゴタケ
幼菌

カバイロツルタケか近い種類の幼菌
 翌日7日の昼休みに、百草園周辺に行きました。ここでも2回目のタマゴタケが目立ちますが、小山田緑地よりもイグチの仲間が多い場所です。お目当てはムラサキヤマドリタケです。長雨の後という好条件にかなりの数が見つかり、傘の直径が15cmに達する巨大なものもありました。この付近のポイントはシイの林周辺です。
※ムラサキヤマドリタケは極上の美味で有名です。キノコ・マニアに大変人気がある種類です。

紫色タイプ
ムラサキヤマドリタケ

紫色に黄色のタイプ・ムラサキヤマドリタケ

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